看護師が退職に至る理由として多く挙げられるのが、結婚や出産です。今の勤務スタイルでは、家庭と仕事を両立できないと考えることが大きな要因のようです。そのため、家族がいる看護師が転職する場合は、家庭との両立、ライフワークバランスを考えて転職先を見つけることが大事です。
家庭と仕事の両立を図る看護師は、日勤がメインで残業が少なく、夜勤がない職場に転職するケースが増えるようです。また、日曜日や祝日が休みの職場に転職し、家族と過ごせる時間を確保する看護師も少なくありません。
一方、夜勤明けは一日仕事が入らないことをメリットに考え、仕事と家庭とのメリハリをつけて仕事をする看護師もいます。家族の生活スタイルや、自分の向き不向きを考え、一番バランスがとれると思われる仕事に転職することが、長続きする秘訣と言えるかもしれません。
さらに、転職先の制度も、事前に確認しておきたいポイントです。職場に託児所や保育園があるなら、小さいお子さんがいる看護師は仕事がしやすいでしょう。休憩時間等に子どもの様子を見ることもできるかもしれません。加えて、育児短時間勤務制度がある職場も、小さいお子さんがいる方にとって働きやすいでしょう。育児短時間勤務制度とは、3歳未満の子供を養育するのに短時間の勤務を認めている制度のことです。一日の勤務時間を6時間程度まで抑えることができ、常勤扱いになることで、福利厚生も受けられる点がメリットです。